豆科のつる性の多年草です。茎が非常に丈夫で、他の植物に絡み付いて数メートルにまで成長します。夏から秋にかけて花が咲きます。根は薬用としてや葛粉として使われます。
万葉集には21首に登場します。その多くは、旺盛な繁殖力やつるがどこまでも伸びていく様を詠んでいます。
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つのさはふ磐余の道を朝さらず行きけむ人の.......(長歌)
夏葛の絶えぬ使のよどめれば事しもあるごと思ひつるかも
ま葛延ふ春日の山はうち靡く春さりゆくと山の上に.......(長歌)
大刀の後鞘に入野に葛引く我妹真袖もち着せてむとかも夏草刈るも
をみなへし佐紀沢の辺の真葛原いつかも繰りて我が衣に着む
萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花
藤波の咲く春の野に延ふ葛の下よし恋ひば久しくもあらむ
霍公鳥鳴く声聞くや卯の花の咲き散る岡に葛引く娘女