山頭火
山頭火には「酔うてこうろぎと寝てゐたよ」 「酒をたべてゐる山は枯れてゐる」 「ほろほろ酔うて木の葉ふる」といった酒を詠んだというか、飲んだ句が沢山ありますが、それとともに、水を詠んだ句もそれ以上に沢山あります。「へうへうとして水を味ふ」 「こんなにうまい水があふれてゐる」 「石をまつり水のわくところ」 「しようしようとふる水をくむ」 「霽(は)れて元日の水がたたえていつぱい」 「行き暮れてなんとここらの水のうまさは」 「ここまでを来し水飲んで去る」 「水のうまさを蛙鳴く」 「山からしたたる水である」等々。山頭火にとって水は生命であり神でもあったのでしょう。それとともに、酒を飲んだ後の甘露でもあったのでしょう。
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