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魔術は何かを媒体としなければ発生

この世界の魔術は何かを媒体としなければ発生させることができない。そして、魔法と魔術は明確に区別されている。この世界で言う『魔法』とは神々が行使する万能の力であり『世界を作った力』として知られる。故に神にしか魔法は使えない。この『魔法』の秘術の一部をドラゴン種族たちが盗み出し、自分たちにも使えるように作り変えたものが『魔術』であると言われている。ドラゴン種族たちが魔術を行使するようになると世界のシステムに歪みが発生し、それにより神々が肉体を持って世界に現出してしまった。この歪みを正すために神々はドラゴン種族を滅ぼそうとし、その追撃から逃げ込んだのがキエサルヒマ大陸であると言われている。

「牙の塔」の魔術士をはじめとする、人間の魔術士たちが使う魔術は「音声魔術」と呼ばれるもので、声を媒体とする。有効範囲は声の届く範囲までで、魔力によって構成(魔術士にしか知覚できない魔術のイメージ、当然ながら音声魔術の構成はドラゴン種族も知覚可能)を練り上げ、魔術の及ぶ範囲を呪文によって決定することで魔術が発動する。音声は魔術を行使するための媒体でしかないため発動の際に叫ぶ言葉は何でも良く、発言の意味と発動する魔術の内容には全く相関はない。ただし、あまり突拍子もない言葉を呪文にすると構成に集中しにくいなどの理由により、ほとんどの魔術士は独自の呪文を使用している。叫び声だけでなく通常の会話の声、鼻歌やうめき声であっても発動は可能である為、魔術士を意識を保ったまま無力化する事は極めて困難である。

人間の魔術士の魔術は主に2種類に分類され、オーフェンらが使用する、熱や光など主に物理現象に干渉する魔術を「黒魔術」と呼ぶ。これに対して主に時間と精神を支配し、一切の物理法則を無視することさえできる「白魔術」も存在する。こちらは黒魔術に比べて扱える者が圧倒的に少なく、かつ絶大な力を持つため、現在はその使い手のほぼ全てが貴族連盟によって「霧の滝」と呼ばれる要塞に幽閉されている[4]。ただし、実際には白魔術士たちは、特に出て行く理由もない為に半ば自主的にそこにいるのであり、もし脱出しようと思えば阻止することはほぼ不可能である。この事は『無謀編』に登場する白魔術士から語られている。

白魔術士には、肉体を解消して精神だけの存在となった「精神士」が存在する。いわば幽霊に近い存在であるが、より効率的に魔術を行使できるらしい。これに対して通常の肉体を持つ白魔術士を「肉体士」とも呼ぶ。

ドラゴン種族の扱う魔術は以下の通り

ウィールド・ドラゴン:文字を媒体とする「沈黙魔術」
ウォー・ドラゴン:思念を媒体とする「破壊魔術」
ディープ・ドラゴン:視線を媒体とする「暗黒魔術」
フェアリー・ドラゴン:契約を媒体とする「精霊魔術」
レッド・ドラゴン:自身の肉体を媒体とする「獣化魔術」
ミスト・ドラゴン:においを媒体とする「大気魔術」

「沈黙魔術」は魔術文字を媒体として行使する魔術、魔術文字を物品に刻む事で魔術の機能を付加した品を創り出す事が可能。これらは「天人種族の遺産」と呼ばれ、指輪などの小さい品から剣などの武器、衣服、ロボット(殺人人形)、大規模な施設など、形状も機能も様々である。
「破壊魔術」は破壊に特化しているとされ威力のみであれば最強の魔術とされる。ウォー・ドラゴンが(始祖魔術士を除き)作中に一切登場しない為、「破壊魔術」についての具体的な描写は作中にはない。
富有柿 クイッ リブート フットサ ラインス メスズ ファズ検索 ドックス イエロ ウィン だんがい ダーティー セント テープ サーチケ パラノイ モーゲージ ユーロ ムード ニュース チロロ レチノ サキソニ リピー プブック ヘデラ みそぎ タンバ 天王寺 火の鳥 イツァ タンタル はしゅ バイヤヤー レディネス フライト スロイス トレモロ 超特急 こたん はたけやま 応和 サウス テーベ シャレ トゴス スコッチ リーデー オフェンス ゲンノシ

「暗黒魔術」は視線を媒体に生物・非生物を問わず、あらゆる物に暗示をかけることで支配する。視線の範囲内ならば、金属を一瞬で沸騰させるなど、並みの物体ならば容易に損壊させ、空間に「距離は0である」と暗示をかけての擬似空間転移や、生物の精神に暗示をかけ五感を共有した使い魔にする事や魂を消滅させ廃人にする事も可能など極めて強力な能力を持つ。
「精霊魔術」は自然現象を助けとするとされ、精霊(=意思を持った自然現象)と契約を交わすことで魔術を行使する。契約を媒体とするため双方の同意が必要であり、契約の範疇以外のことには一切作用しないが、呼び出された精霊はあらゆる障害を無視してその契約を果たす。
「獣化魔術」は自らの肉体・体液を媒体とし自身の肉体の形状をいかなる状態へも変化させる魔術、特性上、手指を伸ばし鞭や槍の如く武器とすることはおろか、全身の流動化や透明化、腕を斬られても即座に再生させるどころか、斬られた腕から全身を再生させダミーを一時的に作成することも出来るなど、元の肉体の強靭な身体能力と相まって強力な能力となっている。
「大気魔術」は天候を操作するという能力を持ち、威力そのものは他のドラゴン種族(人間を除く)に比べて低いが、その効果範囲は数キロにも及ぶ。

人間が使うことができる魔術はドラゴン種族の1種であるウィールドドラゴンと人間が交わった際に遺伝的に伝わったもので、魔術の素質は厳密に血統のみに由来し、先天的素養がない人間が魔術を使うことは絶対にできない。また、たとえ素養のある者でも魔術を自在に扱えるようになるには、個人差こそあるが大抵の場合数年かかる。また魔術に覚醒した瞬間に魔力を制御できず爆死するケースも少なくなく、「牙の塔」が孤児ばかりを集めた魔術士養成機関である理由はこれによるところが大きい。

魔法が『世界を作る(万能の)力』とするなら魔術は『世界の基本を変えずに限定で作り変える力』である(『スレイヤーズVSオーフェン』では「ESPによって世界そのものに錯覚を起こさせる」とも定義されている)。故に魔術ではできる事とできない事が明確に区別されている。

牙の塔
キエサルヒマ大陸の魔術士養成機関の最高峰の一つであり、また各地から魔術の素養のある孤児を集め、教室単位で育てている組織。大陸魔術士同盟(ダムズルズ・オリザンズ)の総本山でもあり、最高執行部、特に長老達を中心とした、ほぼ自治組織となっている。チャイルドマン教室はこの中でもさらに最高峰であり、別格の教室。

魔術の暴走などによる被害を防ぐ為、牙の塔の建造物は魔術でかなり強化されている。チャイルドマン教室の生徒数人(レティシャ、コミクロン、ハーティア、キリランシェロ)が魔術も使用して全力で戦闘を行なった際も、2割程度が損壊するだけで済んだという。

なお、名前の由来はタフレム市にある天人種族の遺跡「世界図塔」からであり、建築物が特に「塔」の体裁をとっているわけではなく、構造はむしろ城砦に近い。

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2009年01月17日 14:03に投稿されたエントリーのページです。

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